妊娠中の妊婦でも、性欲は溜まります。
高まった性欲を発散するために、オナニーをしたいと考える女性は多いです。
しかし、妊娠中のオナニーは、「赤ちゃんへの影響が出てしまうかも」と不安になってしまいます。
本記事では、妊娠中のオナニーは赤ちゃんへどのような影響を与えるのかを解説します。
また、3つの注意点についても、あわせて解説します。
目次
妊娠中にオナニーをしても大丈夫?
オナニー(マスターベーション)をすることで、オーガズムに達した時に子宮を収縮させることがあります。
そのため、妊娠中にオナニーをしても良いのか不安になる女性は多いです。
結論から言うと、妊娠中のオナニーは問題ありません。
妊娠経過に特に問題が無ければ、妊娠初期から臨月までは、オナニーをすることが出来ます。
オナニーは、1人で性欲を発散することが出来ます。
他人とのセックスとは違って、性感染症への心配は必要ないです。
そのため、いつでも何回でも自由にオナニーをすることが出来ます。
オーガズムでの子宮収縮は胎児への影響がない
オナニーでオーガズムに達した時、子宮が収縮します。
子宮が収縮すると、胎内の赤ちゃんへの影響が気になります。
子宮が収縮することで、お腹の張りが起こる場合があります。
お腹の張りは、赤ちゃんに影響がある場合があります。
例えば、痛みが合ったり、ずっと治らない強い張りには注意が必要です。
しかし、立ったり座ったりした時に生じる一時的なお腹の張りは、赤ちゃんへの影響は無いと考えられます。
オナニーでのお腹の張りも同様で、赤ちゃんへの影響は無いと考えられます。
妊娠中に大人のおもちゃ(アダルトグッズ)は使ってもいい?
オナニーをする時に、
- バイブ
- ローター
- ディルド
などの大人のおもちゃ(アダルトグッズ)を使用する場合があります。
妊娠中でも大人のおもちゃを使用して、いつも通りのオナニーをしていいのか気になります。
妊娠の経過が順調で、医師からセックスを止められていない場合は、大人のおもちゃを使用しても問題ありません。
また、振動の強度などについても、特に強くしても問題ありません。
普段と変わりない使用方法をすることが出来ます。
しかし、膣への挿入するタイプの大人のおもちゃは、あまり奥まで挿入しない方が良いです。
妊娠中のオナニーでの3つの注意点
妊娠中のオナニーで注意すべき3つの点について解説します。
3つの注意点は、以下の通りです。
- 出血がある場合・前置胎盤・切迫早産の場合はNG
- 体に負担のかかる体位や長時間はNG
- オナニー後に異変を感じたら医者に相談する
上記の注意点について、それぞれ詳しく解説していきます。
出血がある場合・前置胎盤・切迫早産の場合はNG
胎盤が内子宮口(子宮体部と子宮頚部の境目)の一部、もしくは全部塞いでいる「前置胎盤」の場合は、子宮の収縮が刺激になる場合があります。
オナニーによって、子宮の収縮が行われて刺激を感じるので、オナニーは控えましょう。
また、検診で前置胎盤だと診断されていなくても、妊娠中期以降は痛みを伴わない出血が場合があります。
その場合は、オナニーは控えましょう。
さらに、
- 切迫流産
- 切迫早産
の時は、ちょっとした子宮収縮が影響する場合があります。
よって、上記の場合はオナニーを控えることが大切です。
体に負担のかかる体位や長時間はNG
人によって、オナニーで気持ち良くなる体位は異なります。
特に、
によって、気持ち良く感じる体位が変化します。
妊娠中には、お腹が大きくなる為、体位によっては負担がかかってしまいます。
そのため、前屈みなどのお腹に負担がかかりやすい体位は避けましょう。
無理せず適度なオナニーを楽しむことが大切です。
オナニー後に異変を感じたら医者に相談する
妊娠中にオナニーをして出血があった場合は、かかりつけ医に相談することが大切です。
出血の原因がオナニーだという情報は、医者にとって重要です。
申告することは恥ずかしいですが、正しい情報を共有することで、適切な処置を取ってもらうことが出来ます。
妊娠中にオナニーをしたくなる?
『妊娠中にオナニーをしたくなったか?』というアンケートが実施されました。
自分が妊娠中にオナニーがしたいと感じても、周りの人がどのように感じているのか気になる女性は多いです。
しかし、他の女性にオナニー事情について聞くことは難しいです。
実施されたアンケートについて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
妊娠中にオナニーをしたいと思った
妊娠中にオナニーをしたいと思ったかどうか、アンケートが実施されました。
- はい:34%
- いいえ:66%
という結果となりました。
3人に1人は妊娠中にオナニーがしたいと感じています。
しかし、オナニーをしたいと考えても、実際にオナニーをしたかどうかは別です。
妊娠前と妊娠中のオナニーの頻度について
妊娠前と妊娠中のオナニーの頻度についてのアンケートが実施されました。
実際にオナニーの頻度が増えたのは、8%という結果となりました。
減ったと回答したのが、約4人に1人でした。
オナニーの頻度が減った女性は、妊娠中のオナニーに対する不安が原因となっています。
オナニーへの心配
妊娠中のオナニーについて、不安になる女性は多いです。
実際に、女性はどのように感じているのか紹介します。
お腹が張って、切迫早産が心配になった
お腹の子に影響がありそうで心配になった
血が出たらどうしようと不安になった
罪悪感を感じた
子宮を伸縮させることへ罪悪感を感じた
性欲の変化は妊娠の変化のひとつ
妊娠中は、つわりなどによって体調が変化します。
そして、性欲どころではなくなります。
性欲が減退してオナニーをしなくなる人もいれば、逆に性欲が旺盛になる人も存在します。
したがって、性欲の変化には、個人差があると言えます。
しかし、妊娠に伴って性欲に変化があることは、全くおかしなことではありません。
人によっては、1度目の妊娠の時は性欲が減っても、2度目の妊娠で性欲が増したという人がいます。
なので、性欲に変化があったからと言って、気にする必要はありません。
まとめ
妊娠中にオナニーをすることは、妊娠経過に問題がなければ心配することはありません。
オナニーをすることで、赤ちゃんへの影響を気にする人は多いです。
しかし、実際には赤ちゃんへの影響はありません。
無理の無い範囲で楽しむことが大切です。
また、オナニーだけでなく、セックスも楽しむことが出来ます。
オーガズムに達した時にお腹の張りを感じる場合がありますが、一時的なものであれば気にする必要はありません。
もし、
- 前置胎盤
- 切迫早産
だと診断された場合は、オナニーを避けましょう。
そして、出血があった場合は、医者に相談することがおすすめです。
欲求を解消せずに貯めてしまうと、ストレスの原因になるので、オナニーで欲求を解消しましょう。