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AV女優とアダルトビデオ業界の仕組みや、習慣、専門用語
アダルトビデオ業界の風習・習慣や独特の専門用語などの解説です。
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基本的なアダルトビデオ業界の仕組みや構造
- 制作会社・監督・プロデューサー
- 流通会社、プロモーション・宣伝会社
- AV女優事務所・プロダクション
- AV女優
一般的にはこの4者が相互に関わり、アダルトビデオの制作・販売を行ないます。
ほとんどのAV女優はAV制作会社や監督などから直接仕事を請負うのではなく、AV女優を管理する事務所やプロダクションを経由して仕事の依頼を受けます。
人気TOPクラスに君臨するほんの数人のAV女優は、制作会社(AVメーカー)と専属契約を結んだりもしています。
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専属ではないAV女優は
月に何本もの撮影をこなして複数のメーカーで作品を出しますが、専属契約を結ぶと他のメーカーの作品に出演しない代わりに、月1本の撮影を1年間の契約、といった形がポピュラーです。
また、通常のギャラは1本あたり数万円~数十万円だと言われますが、専属契約の女優は1本で100万以上のギャラを稼ぎます。
専属女優は
契約しているメーカーが大々的に宣伝をするのもあってかなりの知名度となりますので、セクシータレントとしてテレビ出演やイベント営業など、ギャラ以外でもガッポリ稼ぐ事が可能です。
では専属女優でないと稼げないかと言えばそうではありません。
1本あたりの単価が安い代わりにオファーさえあればいくらでも出演できることになりますので、ギャラだけで言えば専属女優よりも多く稼ぐ人もいます。
専属じゃなかったとしても人気の女優はやはり知名度がかなり高いので、同じようにセクシータレントとしての活躍もすることができます。
有名女優ともなれば当然ながらかなりの高収入が入ってくると言う事です。
関連記事fa-check-square-oAV女優(AV嬢)のなり方やギャラについて詳しく解説!
AV女優の雇用形態
事務所やプロダクションにAV女優は所属することになりますが、社員やアルバイトとして雇用されるのではなくあくまでも個人事業主として仕事を受託する形式です。
なのでAV女優専業では雇用保険は加入できませんし、社会保険は厚生年金ではなく国民年金になります。
当然収入があれば毎年自分で税務署にいき確定申告をして税金を納めます(お金を払えば税理士に依頼できます)。
もし売れっ子AV女優になれば年間の収入が多額になりますので、年間の収入が1,000万円を超えるくらいになれば自分の株式会社を作るなど、法人化の検討をした方が有効的に税金対策ができるようになります。
とはいえAV女優として年間1,000万円を超える収入を得るのはごく一部の女性のみだと思いますのでこのページでは法人設立の手段やメリットなどについては省きます。
日本国内の人気AVプロダクション一覧
AV女優は現場スタッフやAV男優との恋愛は基本的に禁止
この辺は風俗業界で働く女性やキャバ嬢と似ていますが、基本的には同じ業界で働いていて頻繁に顔を会わす様な立場の男性(現場スタッフ、マネージャー、AV男優)との恋愛は禁止されているようです。
事務所によっては契約書に恋愛禁止についての項目があるとかないとか。
これはもし同じ現場に自分の彼氏がいたらAV女優として仕事に身が入りませんし、仕事自体に嫌悪感を抱きやすくなりますから当たり前のことだといえます。
恋愛が禁止されているのに禁を破ったら
- 彼氏の男性が大変な目に遭う(違約金を払うなど)
- 女性の事務所契約が破棄される
などが起きる可能性があります。
契約に違反したとして違約金を払わなくてはいけない、などと女性が脅されるかもしれませんが、恋愛禁止を他人に強制する権利は誰にもありませんのでそのような契約には法的な強制力がありません。
しかし、業界の風習ですので守るべきことは守った方が女性も男性も安全です。
給料は現場での撮影が終わったらプロダクション関係者やマネージャーから現金手渡し
ほとんどのAV女優は月給制ではありません。
仕事ごとでギャラを受け取ります(年間契約等の単体女優を除く)。
だいたいが仕事が終わった後、つまり撮影完了後にマネージャーや事務所スタッフからギャラを現金で受け取ります。
ギャラは現金手渡しだから銀行に振り込まなければ収入があったことがばれない・・・という風に考えていると所属する事務所に税務署の調査が入った時に収入がバレますので追徴課税などで大変なことになります。
自分が受け取ったギャラに関して
共演したAV女優や友達のAV女優に話すことも暗黙の了解のような形で禁止されています。
これは各事務所がそれぞれの基準で手数料(マージンとも呼びます)を引いてAV女優にギャラを支払うので、どのくらいのマージンを引いているのか女優に知られることは都合の良い事では無いからと言われています。
滅多にないと思いますが、マージンとして50%という法外な料を引く事務所と、20%という少ない手数料を引く事務所を天秤にかけたら20%しか引かない事務所の方がお金の面では女性にとって良いのは当たり前です。
AV事務所の掛け持ち登録は禁止なので、事務所を変えたい場合は移籍するしかありませんので、このような手数料の割合によって生じるトラブルを避ける意味合いもあるのだと思います。
もし50%の手数料を引く事務所が実際にあったとしても、
待遇面で
- 高級寮を用意してくれる
- 税理士を用意してくれる
- 良い条件の仕事を一生懸命とってきてくれる
- 送迎等
- 美容整形代を負担してくれる
- 美容代、衣装代、メイク、ヘアカットの料金を負担してくれる
などのように、理由があるからこそ高い手数料を受け取る事務所もありますので、単純に手数料の違いだけで移籍を決めるのは軽卒ともいえます。
業界専門用語の紹介と意味の解説
面接では気を使ってくれるので業界の専門用語はあまり出てこないはずですが、打ち合わせや撮影現場などでは専門用語がたくさん使われます。
AV業界には多数の専門用語がありますので、事前に大事な言葉については理解しておいてください。
絡み
AV男優との本番行為のこと。
絡みの回数によってギャラが大きく変動します(回数が増える程給料は増えます)。
キカタン
企画単体女優(きかくたんたいじょゆう)のこと。
企画女優よりランクが上なので、大半の女性が企画女優として仕事をはじめて次のステップとして企画単体女優になることを目指します。
簡単にいうと
企画女優→企画単体女優→単体女優→セクシータレント
というのが、AV嬢のステップアップとなります。
ゲリラ
警察などに撮影許可を出さずにAVの撮影をすること。
周囲にいた人などに通報されると撮影をしていたスタッフだけでなくAV女優も公然猥褻罪で逮捕される可能性がありますのでゲリラ撮影への出演は控えた方が安全です。
スチール
広告宣伝などに使用するAV女優の写真のこと。当然スチールのできばえが良いと売上げにも良い影響が出ます。
宣材(せんざい)
宣伝用素材の略称。所属する事務所が女優の宣伝用に使用する写真で、営業担当は女優の写真を持って制作会社などに売り込みにいきます。
飛ぶ
AV女優が突然連絡がとれなくなったり、失踪すること。
人によっては兆候がありますが、何の前触れもなく連絡がとれなくなった場合は家族だけでなく警察にまで捜索願いが出される恐れがあります。
例えば撮影当日や前日にAV女優が飛ぶと撮影ができないだけでなく、事務所に損害賠償の請求がくることもありますので社会人として飛ぶことだけは避けなくてはいけません。
パブ全開
パブリシティー規制が無く、すべての媒体への出演がOKのこと。
パブリシティー規制とは主にAV女優の家族や友人への顔バレを防ぐために、プライバシーを守るための仕組みで、掲載されたくない媒体などへの露出をNGにすることができます。
すべての媒体への出演がOKだとギャラが上がりやすい、仕事の依頼が増えやすいというメリットもあります。
まくら
撮影時の宿泊費のこと。
風俗用語に「枕営業(まくらえいぎょう)」という言葉があるためか混同しやすいですが、枕営業とは無関係です。