痔がある時にエッチしても大丈夫？アナルセックスの危険性を解説

セックスの楽しみ方は人それぞれです。

人によっては、アナルセックスが好きだという人は少なくありません。

しかし、痔が出来てしまった時「アナルセックスは大丈夫なのか？」と気になります。

特に、女性は痔になりやすい体質なので、悩んでいる人は多いです。

そこで、本記事では痔だと感じたらアナルセックスを辞めた方が良い理由について解説していきます。

どのような危険性があるのか、しっかりと理解しておくことで、危険を避けられます。

痔がある時のエッチは危険？

お尻の悩みとして、代表的なのが「痔」です。

痔は、人には言いにくい悩みです。

痔には様々な種類があります。

症例が一番多いのがいぼ痔です。

次に多いのが切れ痔です。

切れ痔は、多くの女性がなりやすいと言われています。

女性は、体質的に便秘になりやすいく、お尻が切れて切れ痔になるケースが多いです。

もし痔が出来てしまっても、一般的なセックスをしても問題はありません。

しかし、アナルセックス（アナルファック）は危険を伴います。

痔がある時にアナルファック（AF）をすると、痔の症状を悪化させてしまいます。

ひどい場合は、出血が止まらなくなることもあります。

痔ではなく、肛門周囲に膿瘍がある場合は、膿瘍が破裂して膿が出てくることがあります。

なので、痔だと感じた時にアナルセックスをするのは危険だと言えます。

アナルセックスの危険性

痔になったら、アナルセックスには危険が伴います。

肛門は、精密な感覚器官を持っている部位です。

なので、無理な使い方をすると、感覚器官に異常が起きます。

そして、正常な機能を発揮できなくなります。

また、アナルセックスは、肛門に癌（がん）が出来る原因になる言われています。

肛門は、皮膚と同じ上皮組織と、腸などと同じ粘膜組織が共存している部分です。

よって、

• 皮膚に出来る「扁平上皮がん」
• 粘膜組織に出来る「腺がん」

の両方になる危険性があります。

さらに、痔ろうが進行して発生する「痔ろうがん」も肛門に出来るがんのひとつです。

扁平上皮がんが発生する原因は、ヒトパピローマウイルスと言われています。

ヒトパピローマウイルスは、セックスによって感染します。

また、ヒトパピローマウイルスは、子宮がんなどの原因にもなります。

アナルセックスをすることで、ヒトパピローマウイルスが肛門に感染し、肛門の扁平上皮がんとなる可能性があります。

痔になる原因

痔になる原因について解説します。

女性が痔になりやすいのは、女性特有の原因があるからです。

主に時になる原因は、以下の通りです。

上記の原因について、それぞれ詳しく解説していきます。

妊娠出産

女性が妊娠して赤ちゃんを産む時は、お尻にも大きく負担がかかります。

そのため、妊娠がきっかけで痔を発症する女性が存在します。

また、便秘もなりやすいです。

出にくい便を無理矢理出そうとすることで、肛門に負担がかかって痔になります。

栄養バランスの偏り

女性には、ダイエットをする人が多いです。

正しいダイエットをしていれば問題ないですが、無理なダイエットによって栄養バランスが偏っている人は多いです。

栄養バランスが偏ることで、腸内環境が乱れて便秘になります。

その結果、無理に便を出そうとして、肛門に負担がかかって痔になります。

座りっぱなし

デスクワークなどで1日座りっぱなしが状態が続くと、お尻に負担がかかります。

なので、座ることが多い事務職などの女性は、特に痔になりやすいです。

近年では、リモートワークの発達に伴って、自宅で仕事をする人が増えています。

そして、今までデスクワークをしていなかった人でも、デスクワークに切り替わったケースも増えています。

つまり、痔になる人が年々増加しています。

痔になると困ること

痔になって困ることについて解説します。

主に困ることは、以下の通りです。

恥ずかしい

痔になっても、重度の痔でない限り通常のセックスは行うことが出来ます。

しかし、痔の種類によっては、セックスの時に困ってしまうことがあります。

いぼ痔が出来た場合は、バックなどのお尻が見えやすい体位になった時、男性にいぼ痔だとバレやすいです。

また、クンニの時にお尻の穴が見えてしまうため、いぼ痔がバレる可能性があります。

いぼ痔を見られると、恥ずかしい気持ちになります。

また、せっかくエッチな雰囲気になっていても、台無しになる場合があります。

病気のリスクが高まる

切れ痔の場合は、肛門に菌が入りやすいという問題があります。

なので、性病にかかるリスクがあることも否めません。

痔で肛門が炎症を起こしていると、通常以上に病気にかかる確率は高くなります。

痔を予防する方法

痔を予防する方法について解説します。

主な痔の原因は、

• 排便トラブル
• 肛門部の血行障害

です。

なので、上記の原因を予防することが、痔の予防に繋がります。

腸内環境を整える

腸内環境が乱れることで、排便トラブルになる場合があります。

腸内環境を整えるためには、腸活をすることが大切です。

腸活とは、腸の状態を活性化させるための生活習慣です。

朝起きてから、コップ一杯のお湯を飲むと良いと言われています。

また、大麦などの食物繊維が豊富な食材を積極的に摂取することが大切です。

冷えの改善

女性に多い体の冷えは、血行を悪くするため、排便トラブルに繋がります。

なので、冷えを抑えるためには、しっかりと栄養を摂取することが大切です。

栄養が足りていないと、体の血行が悪くなり、冷えてしまいます。

また、普段お風呂でシャワーしか浴びない場合も、体が温まりません。

なので、しっかりと浴槽に浸かることも大切です。

体が冷えたままでは、腸の動きが鈍くなります。

そして、排便トラブルへと繋がります。

しっかりと身体を温めることで、冷えの改善や腸を活性化させることが出来ます。

体を動かす

体を動かすことで血流促進になり、代謝が良くなって便秘になりにくい体質に導けます。

便秘にならなければ、硬い便に悩むことはありません。

なので、肛門に負担がかかりません。

また、座りっぱなしの生活の改善にも繋がります。

リモートワークが増え、ずっと座っていると肛門に負担がかかります。

運動を習慣づけることで、肛門への負担を減らすことが出来ます。

まとめ

痔を見られると、恥ずかしい思いをしてしまいます。

また、痔がある時に無理にアナルセックスをしてしまうと、痔を悪化させる原因となります。

なので、痔の時はアナルセックスを控えましょう。

通常のセックスであれば、重度の痔でない限り問題ありません。

しかし、痔は悪化すると完治しにくいため、早めに病院へ行くことが大切です。

女性の場合は恥ずかしくて、なかなか病院へ行きません。

恥ずかしがっていては、症状が悪化する恐れがあります。

勇気を出して病院で診察してもらいましょう。