性感染症の一種の「カンジダ」という少し特殊な病気が存在します。
風俗嬢として仕事をしていると、様々な性病に関して注意する必要があります。
最近では、カンジダは市販薬や薬局で購入できる薬で気軽に治療できるようになりました。
性サービスを伴う仕事をするのであれば、「治す」よりも「予防する」ということが大切です。
本記事では、カンジダについて徹底解説していきます。
予防策や具体的な症状についても、併せて紹介していきます。
目次
風俗嬢とカンジダの関係性
風俗店では、
- クラミジア
- 淋病
- 梅毒
- HIV
などの性感染症と密接な関係があります。
しかし、カンジダ膣炎も、女性にとっては避けられないリスクのひとつです。
風俗で働いていたらカンジダになるということではありません。
カンジダ膣炎に感染する主な原因は、以下の通りです。
- ストレスや体調不良で免疫力が下がる
- 金への抵抗力が落ちて雑菌が繁殖する
- カンジダの原因の真菌が悪さをする
カンジダの原因は、主に上記の3パターンである場合がほとんどです。
もちろん、お客様からカンジダの原因菌である「真菌」を移される場合もあります。
しかし、実際には、体調不良などによる免疫力低下によって引き起こされます。
カンジダの具体的な症状
仕事上、どうしても自分の体と向き合う機会が多い風俗嬢は、自分の体の異変に気付きやすいです。
カンジダの症状を把握しておくことで、早めに対処することが出来ます。
カンジダの具体的な症状について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 手マンやマンズリ、本番行為での違和感
- ニオイやおりものの変化
- 乾きやすい
- アソコがヒリヒリ痛みを感じて痒くなる
手マンやマンズリ、本番プレイでの違和感
男性を接客する時は、
- 手マン
- マンズリ
- 本番プレイ
などをする場面は多いです。
そんな時に違和感を覚えた場合は、カンジダ膣炎に感染している可能性があります。
主な違和感としては、以下の通りです。
- 触られるとヒリヒリする
- 唾液やボディソープが沁みる
- 擦れると痛い(痒い)
- 入り口付近がいつもより広がりにくい
プレイする度に違和感を感じ、上記の症状が長引く場合は、病院で診察してもらいましょう。
ニオイやおりものの変化
アソコのニオイやおりものの変化は、性感染症にかかるリスクの高い風俗嬢なら、頻繁にチェックしている場合が多いです。
カンジダ膣炎は、感覚的な違和感が現れない場合があります。
そして、ニオイやおりものの変化で感染に気付く場合があります。
おりものの特徴としては、以下の通りです。
- 白っぽいポロポロとしたおりもの
- 粘度が高いヨーグルト状のおりもの
- ニオイのきついおりもの
上記の特徴と一致している場合は、カンジダに感染している可能性が高いです。
乾きやすい
カンジダ膣炎に感染すると、膣分泌液の生産機能が乱れます。
その結果、潤滑ゼリーやタンポン型のローション(ウエトラなど)を使用しても、プレイ中に滑りが悪くなります。
濡れている状況でも、すぐに乾いてしまうので、指やゴムが擦れてしまいます。
乾燥が早いと感じたら、カンジダに感染している可能性があります。
アソコがヒリヒリ痛みを感じて痒くなる
カンジダに感染すると、アソコが痒くなる女性が多いです。
下着や接客中に擦れることで、痛くて痒くなる場合もあります。
また、分泌液が減っているので、膣口付近のバリア機能や柔軟性が無くなっています。
その結果、細かな傷が出来て、痛みの原因となります。
さらに、ひどい場合は、出血を起こす場合もあります。
主な具体例としては、
- おしっこの時に痛みを感じる
- トイレットペーパーに少量の血が滲む
- 下着に点々状の血液のシミが付く
などがあります。
痛みや痒み感じたら、カンジダに感染している可能性があります。
カンジダは性病検査で発見されない?
ほとんどの風俗店では、月に1度の性病検査を実施しています。
在籍する女の子を産婦人科で受診させ、検査結果の提出させている場合が多いです。
しかし、検査の頻度や検査項目によっては、カンジダを発見できない場合があります。
したがって、必ずカンジダを発見できるとは言い難いです。
お店での定期健診では見落としがち
お店の実施している性病検査のタイミングや検査項目内容によっては、カンジダにかかっていても陰性となる場合があります。
お店での性病検査には、自分で検査キットを使用して提出する場合もあります。
自分で行う検査キットは、トイレで気軽に検査できるというメリットがあります。
しかし、分泌液をきちんと採取できていなければ、カンジダを含めた様々な性病の検査結果に影響が出ます。
また、検査後にカンジダに感染してしまうと、次の検査のタイミングまで1ヶ月待つ必要があります。
したがって、早期発見や早期治療が出来なくなります。
カンジダは自然治癒と再発を繰り返す
カンジダ膣炎は、体調不良や衛生的な問題から、仕事に関係なく発症する病気です。
したがって、放っておいても自然に回復する場合が多いです。
そして、次の検査を受けるころには、すっかりと体調が戻っていることはよくあります。
しかし、自然治癒を行ったとしても、体調が崩れるたびに再発を繰り返すことがカンジダの特徴です。
カンジダは、無症状になっても根強く治療や予防を継続する必要があります。
性病検査の結果だけを信用せず、違和感のある場合は専門家に相談することがおすすめです。
風俗嬢がカンジダ予防をする際の注意点
風俗嬢がカンジダ予防を行う際に注意すべき点について解説します。
主な注意点は、以下の通りです。
- アソコを過度に洗いすぎない
- セぺなどで膣洗浄を行う
- 過剰サービスをやめる
- 唾液ローションに気を付ける
- 抗生物質や内服ステロイドに気を付ける
上記の注意点について、それぞれ詳しく解説していきます。
アソコを過度に洗いすぎない
お客さまとのプレイの後は、しっかりとアソコを洗浄する風俗嬢は多いです。
しかし、過度な洗浄は、性器を清潔に保つための環境菌まで洗い流してしまいます。
接客ごとに洗浄力の強いボディソープで洗ってるのなら、出来るだけ水洗いに抑えましょう。
または、デリケートゾーン専用のソープを使用するなど、負荷をかけすぎない工夫が必要です。
セぺなどで膣洗浄を行う
アソコの入り口付近がしっかり洗えても、膣の中は唾液やローションなどで雑菌の温床となります。
カンジダは、膣の中で真菌が繁殖することで発症します。
出勤した日には、1日1回はセぺなどで中を洗浄するように心がけましょう。
また、
- ローションを使用しない業種の女の子
- 指入れのみの女の子
などの場合は、洗いすぎに要注意です。
逆に、ローションプレイのあるお店で働いている場合は、週に一度産婦人科で膣洗浄を行ってもらうことがおすすめです。
自分の業種と出金頻度に合ったケアを行うことが大切です。
過剰サービスをやめる
過剰サービスを行っている女の子は、要注意です。
過剰サービスを行うことで、よりカンジダへの感染リスクが高くなります。
したがって、カンジダ予防のケアをしっかり行う必要があります。
また、カンジダを繰り返している場合は、仕事自体がストレスに感じている場合があります。
身体に疲労が溜まっていることが多いので、リスクの少ないお店に移籍することも大切です。
カンジダになりにくい環境を作ることも、立派な感染予防となります。
唾液ローションに気を付ける
ローションの代わりに唾液を使用すると、カンジダの原因菌である真菌が繁殖しやすくなります。
したがって、唾液をローション代わりに使用する場合は、清潔なローションを使用しましょう。
また、思い切って出勤回数を減らしてみるのもおすすめです。
どうしても出勤回数を減らせない場合は、移籍を視野に入れることも大切です。
抗生物質や内服ステロイドに気を付ける
- 風邪を引いたときなどに処方される抗生物質
- アトピーやぜんそくなどで使用する内服ステロイド
などは、カンジダ膣炎を引き起こしやすくなると報告されています。
一次的な服用であれば、十分に仕事を休むことで対応することが出来ます。
しかし、常備薬として服用している場合は、代わりになる薬を探してもらうことがおすすめです。
持病で服用しているのであれば、あまり無理をして出勤しない方が良いです。
もしカンジダが繰り返すようであれば、ソフトサービスのお店に変えてみることも大切です。
カンジダの時は出勤できない?
カンジダだと自覚があっても、様々な事情から出勤したいと思うことは多いです。
また、カンジダに感染しても、自然に起こる病気としてカウントされるため、出勤停止を言い渡されることはありません。
しかし、カンジダになった状態で風俗のお仕事をすると、様々なリスクが生じます。
主なリスクは、以下の通りです。
- カンジダ悪化の原因になる
- 性感染症にかかりやすくなる
風俗店は、本業で在籍している業種とは別の業種であれば、掛け持ち勤務が許されている場合が多いです。
したがって、リスクを回避したい場合は、ソフト風俗店に出勤することも良いです。
カンジダに感染して出勤するリスクについて、それぞれ詳しく解説していきます。
カンジダ悪化の原因になる
カンジダは、抵抗力が低下していると、さらに悪化します。
したがって、治療がどんどん長引いてしまいます。
違和感があっても我慢できる症状であっても、
- お腹(子宮)が痛くなる
- 細やかな傷から出血する
- 排尿時に痛みを感じる
などの悪化症状が現れます。
性感染症にかかりやすくなる
カンジダに感染している時は、身体が本来持っている抵抗力が弱まっています。
その結果、女性器の免疫力も低下してしまいます。
つまり、お客様を接客すると、性感染症に感染するリスクが高まります。
また、性感染症以外にも、風やインフルエンザなどの病気にもかかりやすくなります。
したがって、カンジダに感染していると確認出来たら、仕事を休む方が無難と言えます。
まとめ
風俗店での仕事は、性感染症に感染するリスクと隣り合わせです。
カンジダ膣炎に関しては、性的なサービスに関係なく感染しやすい身近な病気です。
カンジダにかからないように日頃から免疫力を高めて予防することが大切です。
また、症状が確認されたら、休みを取ることが大切です。
どうしても働きたい場合は、ソフトサービスのお店に出勤するなど、リスクの少ないお店で働きましょう。
症状が治ってからも治療に時間のかかる病気なので、しっかりとケアしていくことが大切です。